2021年、新年明けましておめでとうございます。長らくブログ更新を怠っていました。年末も全く手をつけていない状態でした。ブログを書くという習慣からから、書かない習慣へと徐々に変わったしまったようです(汗)。
そんなわけで新年から気持ちも新たに、ブログを書くという習慣へとシフトしていこうと思います!
2020年の年末にとても興味深いイベントがアナウンスされました。毎回、音楽制作の動画でお世話になっている「The Cue Tube」が主催する音楽コンテストです。「Scorelief 2021」という劇版コンテスト、YouTubeに作品投稿してエントリーするだけ。豪華賞品も用意されています。しかも参加費無料です!
今回はこのコンテストについて書いていきたいです。
この記事のコンテンツ
アニメ音楽のコンテスト
The Cue Tubeは、音楽クリエイターとフィルム制作者との架け橋となる活動をしています。私自身もかなりな数の動画を利用させても貰って音楽を作っています。CueTubeに関しては結構過去記事がありますので、ご参照頂ければと思います。
コンテスト概要
最初に書きましたように、このコンテストは参加費無料です!普段から音楽制作をしている人には是非挑戦して頂きたいです。
手順は以下
- 上記のサイトリンクよりメールアドレスを登録します。
- 送られてきたメールに動画がダウンロードできるURLが送られてきます。
- ダウンロードした動画に音楽を制作します。
- 自分のYouTubeチャンネル、もしくはVIMEOにUPします。
- CueTubeサイトに動画リンクを登録します。
ひとり何点でもエントリー可能です。ちなみに私はピアノ・ヴァージョンとオーケストラ・ヴァージョンの2点をエントリーしました。
尚、動画をカットしたりして編集することはNGですので気をつけて下さい。
コンテストのスケジュールは以下になります。
- 締め切り 2021/1/31日
- 審査 2/1〜28日
- 結果発表 3月頃
参加すること3つの意義
こういったコンテストに参加することには大きな意味があります。今回は豪華な賞品も用意されていますが、ここでは本来の意義について改訂見たいと思います。
他の参加者からの学び
心理学上、人は他人を過小評価して自分を過大評価するようです。
しかしこういったコンテストにおいて、他人の作品に触れることは自分の立ち位置を知るだけでなく、他者の作品に対するリスペクトを感じる気持ちもまた大切です。作品を制作するという動機のほとんどが自分自身の承認欲求でもあるので、そこを越えて他者を認める気持ちも成熟させたいものです。
これはほんとうに得るところが大きいです。様々な作品から自分にはない発想を学ぶことが出来ます。
自分自身のスキルの見直し
そして自分自身のダメな部分と他者にはない強みも発見することが出来ます。
もし自分自身、誰でも出来るような事を無難にこなしているようであれば、その部分を見直す必要があります。また他者にない部分があるならば、そこを強化していくことで作品に個性が生まれることでしょう。
様々な出会い
他者の作品を評価し自分の作品を客観的に他者に見て貰うことで、様々な出会いが広がります。音楽クリエイターのみならず、フィルム制作者や全く違うジャンルのクリエイターとの出会いもあります。
これはコンテストという開かれた場所であるからこそですね、通常に作品を投稿した時よりもずっと人の目に触れる機会が増えます。
最優秀賞は生オーケストラでの演奏
コンテストの本来の目的は、先に書いたように自分自身の立ち位置と他書との関係を理解すること、そこからスキルを伸ばしていけるというメリットがあります。
ただ豪華な賞品があることでモチベーションが変わってくることも事実です。そして、通常よりも参加者が増えるのでコンテスト自体の規模も大きくなりますね。
ここでは賞品の数々をご紹介します。
最優秀作品の賞品
最優秀作品はNothen Film Orchestraによる生演奏、録音。オーケストラの編成は27人の室内楽団です。自分の作品が生のオーケストラで演奏される、これはなかなか出来ない体験ですよね。
Nothen Film Orchestra はイギリスに拠点を置くプロのオーケストラです。作品のオーケストレーションも行ってくれるようなので、今回の作品制作時にオーケストラ編成を特に意識する必要はないようです。
2位の賞品
Thinkspaceによる劇版作曲のオンライン授業の受講。
DTMerはスコアアレンジなどを独学で学んでいることが多いです。なかなかお金を払ってまで...というところに至らない人が多いので、ベーシックな理論体系を学べる機会があることは素晴らしいですね。
3位の賞品
Aston Microphones のマイクロフォン、Stealth。用途に合わせて4種類の切り替え設定が可能です。
2種類のボーカル・セッティングがあり、それぞれのボーカル・トーンに最適化されています。そして、スパニッシュ・ギター、エレクトリック・ギター・キャブ、スティール・ストリングス・アコースティックに適したギター・セッティングと、クラシックなリボン・マイクを彷彿とさせるダークでビンテージなセッティングです。
4位の賞品
Allen & Heath社のプロフェッショナルなZEDi-10ハイブリッド・ミキサー/4×4 USBインターフェースは。アナログ・ミキサーの堅牢性とハンズオン・コントロールを高品質の4×4 USBインターフェースと組み合わせたもの。ミュージシャンやレコーディング・アーティスト、さらには会場にも最適なオールラウンド・チョイスです。
5位の賞品
Triune digitalの3つのサウンドFXコレクション。Hits & Risers; Sound Design Tools; Complete SFX Library。この賞品を3つに分けて、スポット賞として提供。
制作した作品
先に書きましたように、私自身も作品をエントリーしています。今回はピアノでベーシックな音楽を作り、それを室内楽団で再現できるようにアレンジしました。
ピアノでベーシック版
この物語の最初の部分に、効果音として4つの音のモティーフが現れます。まずはこれを題材にして音楽を作りました。
オーケストラ用にアレンジ
ピアノで作ったものを室内楽団で再現できるようにアレンジしました。これは最優秀作品賞で再現される27ピースの室内楽団を意識しています。27名の演奏家が均等に活躍できるよう(笑)にアレンジしています。
★★27ピース室内楽団の構成★★
第1ヴァイオリン×4、第2ヴァイオリン×4、 ヴィオラ×4、チェロ×3、コントラバス フルート、クラリネット、オーボエ、バスーン ホルン×2、トランペット、トロンボーン 打楽器、ピアノ、ハープ
この編成を意識して、制作に使用した音源リストは以下になります。
★★Software Instruments List★★
【Strings】 Embertone Joshua Bell Violin BEST SERVICE Emotional Cello Spitfire LCOS (Violins x6, Violas x4, Cellos x3) SWAM Audio Modeling Double Bass
【WoodWinds】 SWAM Audio Modeling Flute, Clarinet, Oboe, Bassoon
【Brass】 SWAM Audio Modeling Horns Bb and F, Trumpet, Trombone
【Percussion】 Spitfire Hans Zimmer Timpani Pianoteq 7 Glockenspiel 【Piano】 Pianoteq 7 Grotrian Small Uplight 【Harp】 Pianoteq 7 Concert Harp
いろいろな音を使って華やかな感じにアレンジするのも愉しいですが、こういった制約の中でのアレンジも愉しいですね。
今後の審査の結果はどうあれ、自分自身の中の可能性を見つめるという点ではとても有意義です。
この記事を書いた人
[Music Freaks]
日々、ピアノを弾くことで生計を立てています。アコーディオンも弾きます。そしてひたすら音楽製作してます。人の多い場所と鈍感な人、苦手です。音楽と共に生きてくことは愉しい、すべての人がそう思えるような世界を考えていきたいです。
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